法政大学の王敏教授が編著した[国際日本学とは何か?]シリーズの新刊 「東アジアの中の日本文化」が発表された。
「東アジアの中の日本文化」の構成
序論 東アジア、中国における日本研究の現在 王敏
第一部 中国における日本研究の現在
中国における日本政治研究の視座に関する一考察 及川淳子
対日警戒論の歴史的脈絡をたどる 馬場公彦
日本近代美術史に関する一考察 川邉雄大 ほか
第二部 東アジアの中の日本文化
アニメーション映画「グスコーブドリの伝記」を制作して 杉井ギサブロー
なぜ、「雨ニモマケズ」が読まれているのか 王敏
宮沢賢治における生命倫理 金容煥 ほか
第三部 日中韓における「共通性」への探求
『朝鮮王朝実録』に見える「公共」の用例の検討 片岡龍
儒学の民衆化と公共幸福─「士」、知識人、青年と民間社会の関係─ 呉端
日本最大の経済パートナー・中国経済をどう見る 西園寺一晃 ほか
第四部 日中韓文化関係の原点
東アジアの宗教と社会 橋爪大三郎
朝鮮半島の言語と中国語からの借用語の関係 オリビエ・バイルブル ほか
終論
日中韓の歴史的文化的共有性─東アジア文化圏の接点— 王敏