北京市環境監測センターによると、北京市の大気汚染状況は4日、全域で「中度汚染」水準となり、南東部ではPM2.5濃度が1立方メートル当たり200マイクログラム以上の「重度汚染」に達すると見られる。環境保護専門家は「汚染日」は連休終りまで続くかもしれないと指摘する。北京青年報が伝えた。
北京は9月27日に秋になって初めての「重汚染日」となり、30日まで続いた。国慶節(建国記念日)大型連休の初日はにわか雨と北風のために煙霧が吹き飛ばされ、市全域で大気汚染状況が著しく好転。市街区域の大部分でPM2.5濃度が1立方メートル当たり50マイクログラム以下にまで下がった。
2日も好転が続き、多くの監測地点でPM2.5濃度が1立方メートル当たり35マイクログラム以下の水準を維持した。
3日も天候は良かったが、南寄りの気流の影響で、日中から大気汚染状況が次第に悪化し始めた。午後4時には一部地区で「経度汚染汚染」水準に。夜間も汚染物質濃度は高まり続け、市中心部、南東部、南西部が「中度汚染」となった。市環境監測センターは、本日日中は市全域が「中度汚染」以上の水準になると見ている。連休中は生産活動が減り、自動車の数も大幅に減るため、9月末以上の汚染水準になることはないと多くの専門家は見ている。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月4日