村上春樹氏またもノーベル賞受賞ならず 文学の純度が弱点か

村上春樹氏またもノーベル賞受賞ならず 文学の純度が弱点か。

タグ: 村上春樹,ノーベル賞,敗因,純文学作品

発信時間: 2013-10-11 13:38:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

現地時間の今月10日午後1時(北京時間同日午後7時)、スウェーデン・アカデミーは2013年のノーベル文学賞を、カナダの女性作家アリス・マンロー氏に授与すると発表した。日本の著名な作家村上春樹氏はまたも落選。評論家の白燁(バイ・イエ)氏は、「村上氏の作品の特徴は俗っぽいことだが、文学の純度という視点からは弱点になっている」と敗因を分析している。

最も悲壮なノミネート作家

長年村上氏は「ノーベル文学賞受賞に最も近い人物」として注目を集めてきたが、今年も「最も悲壮なノミネート作家」となってしまった。村上氏はこれまで何度も各ブックメーカーのトップ3に名を挙げてきたが、未だに受賞に手が届かない。ラッドブロークスやユニベッドなどのブックメーカーオッズでは、発表直前になって2位に後退したものの、今年の9月から常に首位を維持し続けていた。

村上氏が今年もブックメーカーに注目されていた理由について、英「ガーディアン」紙は、村上氏の最新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の英訳版が2014年の出版を控えており、これもノーベル賞受賞の可能性を高める要素だったのではないかと分析している。

業界筋は、日本の出版業界は毎年村上氏の受賞に向け準備を進めるが、受賞への期待は去年がピークで、最終的に莫言(モー・イェン)氏にもっていかれた話す。

受賞できない理由

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