豪メディアが10月14日に「人ごみで溢れる長城の写真 中国観光の窮地が嘲笑される」という文章を発表した。しかし、これは中国国内に限って見られる現象ではない。中国人観光客は今やアメリカ人やドイツ人を越え世界最も人気のある消費者となっている。世界の観光業界が迎合し、中国人観光客のニーズを把握しておくことが重要になってきている。
ビジネス型-新たな技術を輸入し、海外業務を開拓しようとする中国企業が増えるにつれ、中国人「ビジネスマン観光客」も増えている。秦(チン)さんは最近ニューヨークに出張した際、ホテルのレストランのメニューに中国語がなかったため、仕方なく市を離れ高額を支払って中華料理を食べた。彼は本来であればホテルでゆっくり一杯という気持ちだったが、英語が不自由な彼は中華レストランに行くしかなかった。この種の中国人観光客の買い物は非常に大胆で、顧客や家族、友人のためにブランド物などの高額商品を買って帰る傾向にある。
学生型-中国人留学生の海外での消費はますます増えている。ロンドンで留学する上海人の凱尓(カイアル)さんは、毎月の生活費だけでも5000ドルは消費するという。多くの学校が裕福な中国人留学生に目をつけ、言語クラスなどを特設している。Harvard Business Schoolなどの名門校もそうだ。たとえ名門校の校風には影響をきたすかもしれないが、巨額の学費を叩いてやってくる中国人留学生の熱意には何ら影響はない。