冒険型-若者のバックパッカーや探検ツアーなどは、近年盛り上がりを見せる新しい中国人観光客だといえる。北京のダイビング愛好家の範(ファン)さんは、この種の旅行は普通の旅行より個性的で楽しいと話す。バックパッカーの高(ガオ)さんも、フリープランを好む中国人が増えていると話す。一番安上がりなフリープランでも1500ドルから3000ドルをショッピングに費やすようだ。
社員旅行型-会社が計画する旅行は、幹部や企業の顔も立ち、海外で見識を深められるとあって一石二鳥だ。会社が旅費や宿泊費など必要な経費を負担するため、観光客(社員)は買い物に惜しまずお金を使う。調査によると、この種の観光客は買い物に6000ドルから10000ドルを使うという。
“バッタ”型-最後は評判の一番悪い中国人団体観光客だ。5日間で10の都市へというように、観光スポットを飛び回る。買い物の強制もこの種の旅行に見られるお決まりの一環。
団体観光客であれ海外でのプロジェクトを探す社長であれ、中国人観光客は進んでお金を使い、それも大金を落としていく。今世界各国がすべきはこうした新生代の中国人客のために万全の準備を整えることではないだろうか。中国語で「いらっしゃいませ」を意味する「歓迎光臨(ファンインゴァンリン)」、それが初めの第一歩だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月16日