終わらない残業、数え切れないパワハラ、体力が衰えると切り捨てる。近頃、社員を道具扱いする「ブラック企業」が日本で問題視されている。実際にこうした扱いをする企業が少なくないことが発覚し、政府も全国規模でメスを入れ始めている。しかし、そうした特長をそっくり引き継いだ「家庭版」ともいうべき夫婦が今増え始めている。日本新華僑報網が伝えた。
近日、日本メディアは30歳~50歳の200人の既婚者を対象にアンケート調査を行い、「ブラック家庭」の真相究明を試みた。その実態は、家計が破綻寸前に追い込まれ、暴力がエスカレートし、互いに懲罰を与え、離婚したくても離婚できなくなり、悪循循環から抜け出せなくなるというものであった。
多くの先進国とは異なり、ここ10年間の日本の離婚率は大幅に減少している。厚生労働省の統計によると、2002年の日本の離婚率は28万9836組であったのに比べ、2011年は23万5719組と大きく減少している。しかし、離婚率の低下は家庭の円満な夫婦生活を象徴するものではなかったようだ。