米ウォール・ストリート・ジャーナル紙のウェブサイトは11月21日、「中国の父親の最も重要な任務」という見出しの文章を掲載した。
中国の父親は、自分の親としての最も重要な役目は「一家の運転士」と言う。
ジェイ・ウォルター・トンプソン(JWT)はこのほど、中国の父親500人を対象に実施した調査の結果を公表した。それによると、任務は「子供を車で課外活動に送ること」が1位、「車で学校に送ること」が2位となった。3位は「病院に連れて行く」、4位は「しつけ」、5位は「宿題を教える」だった。
中国の男性の親に対する見方は米国と異なる。今年初めに米国で実施された類似の調査では、80%以上の父親が主な役目について、「子供のしつけ」と回答した。2位は「宿題を一緒にやる」だった。
上海に住む専業主婦の張暁燕さんは、「夫がやるのは子供を車で送ることだけ」と不満をこぼした。彼女は、「男性は長時間働き、家庭をまかなうことにストレスを感じているため、楽なことをしたいと思っており、頭を使うことはしたがらない。仕事が忙しいため、父親は長い時間子供と一緒にいられない。子供が宿題をしなくても叱ろうとしない。子供と一緒にいられないという欠点を埋めようとし、ニコニコしている。そのため、母親は常に憎まれ役である。でも、子供ともっと近いのは私たちなので、気にしていない」と話した。
調査から、したくない任務はあるが、父親として、前世代の父親より家庭での教育に関わるようになっていることがわかる。
中国人は子供への関心が非常に強く、政府が一人っ子政策を緩和してから、その対象となる多くの家庭では話し合われることが増えた。人気番組「爸爸去哪儿(お父さん、どこ行くの)」の人気に続き、父親の役目がメディアに注目されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月22日