蘇る文革時代の思い出
レストランは決して小さくはなく、総席数は100席近くある。10月20日にオープンしたばかりでスタッフの数が足りておらず、24時間営業はてんてこ舞いで大変だと店長は言う。
「店長はきっと文革経験者なのだろう。」そう想像するのが普通だが、実は店長は80年代生まれ。中国で中学を卒業してから両親に連れられ日本に渡り、「東方紅」開店前にも東京ですでに別の中華レストランを営んでいた。
文革をテーマにした理由について、60年代70年代生まれの中国人に当時の思い出に浸ってもらい、若い人にも当時の様子を少し知ってもらおうという思いからだと店長は語る。
昨今の中日関係の悪化は経営に影響はないかと尋ねると、「初めは心配でしたが、レストランは食事をする場であるし、日本には多くの『テーマレストラン』があり、自分はある時代をテーマにしたまでで、正常に経営しています」と話す。