21日、韓国政府は「2012年国際結婚人口動態統計」を発表した。2012年の国際結婚件数は2万9224件。韓国の国際結婚といえば、結婚難に直面した農業従事者が主体だったが、現在ではさまざまな面での多様化が進んでいる。
統計によると、男性のほうが女性より10歳以上年齢が高い国際結婚は全体の44.8%。2010年の50.9%から下落した。結婚難の農業従事者による婚姻以外のケースが増えたことが要因だという。
結婚相手の国籍も多様化の傾向にある。韓国人女性と日本人男性の組み合わせが2010年の6%から5.4%に下落。一方、米国は4.3%から5.5%、カナダが1.1%から1.7%に上昇した。韓国人男性と外国人女性の組み合わせも中国が33.1%から29.9%に下落。ベトナムが27.6%から23.2%に下落するなど、一部の国に集中していた状況に変化が生じつつある。
韓国・仁荷大学校多文化・社会集合研究センターの丁栄泰氏は、国際結婚に対する否定的なイメージが消えたことが多様化の要因だと分析した。また、欧米諸国と比べ、韓国人男性は一家の主としての地位を協調する傾向が強く、儒教文化圏及び東南アジアの女性に間での好感度が高まり続けていると指摘した。
「新華網日本語版」2013年11月24日