購読しないと見下された? 日本人にとって新聞とは

購読しないと見下された? 日本人にとって新聞とは。 「最近の日本人は、地下鉄やバス、あるいは路上で新聞を読むか。」この問いに対して、日本に行ったことがある人も筆者の日本の友人も、皆「はい」と答えるだろう。ニューメディアが世界を席巻する中、なぜ日本だけにこれほどまでに強い“免疫力”があるのだろう…

タグ: 日本人,新聞,ニューメディア

発信時間: 2013-11-25 14:41:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

「最近の日本人は、地下鉄やバス、あるいは路上で新聞を読むか。」この問いに対して、日本に行ったことがある人も筆者の日本の友人も、皆「はい」と答えるだろう。ニューメディアが世界を席巻する中、なぜ日本だけにこれほどまでに強い“免疫力”があるのだろう。なぜ日本人は新聞を読み続けるのだろう。そんな疑問を抱え、筆者は日本を代表する全国紙の一つ「読売新聞」の加藤隆則中国総局長を訪ねた。

発行部数の95%が定期購読

加藤氏は1988年に「読売新聞」に入社し、新聞業界で25年勤めた。この業界で働く人の職業病なのか、簡単な質問にも加藤氏は分厚い資料を準備していた。そして会話が少し進むたびに資料のページをめくり、指で指し示すのだった。

「読売新聞」は1874年に創刊した新聞社で、現存する日本の新聞で最も古い。総発行部数は1000万部で、その規模は世界最大だ。

「読売新聞」の6割の収入が新聞の販売で、2割が広告収入、その他は不動産収入などとなっており、全発行部数のうち約95%が定期購読だ。これほどの規模の発行部数を維持するのは容易なことではないだろう。

「読売新聞」は日本全国に7400ヶ所の販売店を有し、そこで約9万人が働いている。加藤氏が入社した当初も、そうした販売店で研修を行い、配達員とともに仕事をしていたという。  

「仕事はとても大変でした。早朝2時3時には起きて、新聞に広告を挟み配達用意を始めます。大体6時ぐらいには配達を終え、一息ついて新しい定期購買者の開拓に励みます。お昼の12時をすぎると次は夕刊の準備です。」かつては経済的に苦しい家庭の学生が配達員をすることが多く、新聞社から奨学金をもらっていたと加藤氏は話す。

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