政府の統計によると、日本の年間の米の消費量は15年前の944トンから779トンに減少した。クリスピー・クリーム・ドーナツ、ドミノピザ、マクドナルドなどのファーストフードチェーン店は日本の至る所にあり、短時間で合理的価格の食べ物を提供し、多くの会社員を引きつけている。
日本での和食の人気低下に伴い、家庭の伝統の衰退も懸念されるようになった。新年やその他の祝祭日でも、一家そろって食事することは難しくなっている。
専業主婦の平松さんは、母親と祖母から料理を学び、夫と息子は彼女が作った肉じゃがが好きだという。彼女は、「フライドポテトもたまに食べるけど、和食はずっと食べてきた物で、自分の血に溶け込んでいる」と話す。
東京の某レストランで料理長を務める47歳の宇田さんは、17歳のときに一生を和食に捧げることを決めた。彼は、「日本料理はとてもきれいだが、準備に時間がかかる。多くの人が以前より忙しくなり、作る時間がなくなった」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月5日