一方、日本の安倍首相と韓国の朴大統領が同席することにも多きな注目が集まっている。前者はアベノミクスの成果を全面的に強調し、日本の対外政策、いわゆる「積極的平和主義」を揚言し、後者は「創造経済」を重点的に紹介し、韓国への投資を世界のビジネス界に呼びかけるだろう。安倍首相は22日に基調講演を行い、クラウス・シュワブ会長らと会談する予定。日本側は今回のフォーラムを「世界に経済・外交政策を発信する絶好の機会」と捉えており、開幕式ではメーンゲストとして安倍首相が演説するということもあって、本人も上調子でいるようだ。朴大統領は今回が初のダボスフォーラム出席となる。先日のインタビューでは、安倍氏からの首脳会談開催の提案には拒否する姿勢を示しており、ダボスフォーラムの場で安倍氏と握手をするかどうかについては明確な回答を避けつつも、両国が何事もなかったかのような関係を続けるのは難しいとの考えを暗に示した。
新興経済体であるブラジルのルセフ大統領も今回のフォーラムへの出席を表明しており、インフレや貿易赤字、資本の流出、通貨切り下げなど国内のさまざまな問題について弁明を図り、キャメロン英首相は各国に英国の建設プロジェクトへの投資を呼びかけ、労働者の賃金や待遇の改善を提案するものと見られている。
中国国内でも今回のダボスフォーラムは大きな注目を集めており、23・24両日には「中国在闖関」、「天津、新領軍者年会」などの特別イベントが開催され、後者では天津と大連で開かれた夏季ダボスフォーラムに関する紹介が行われる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月21日