中国之声『グローバル中国語放送網(全球華語広播網)』によると、馮小剛監督の映画『私人訂制』で、葛優が率いる「夢をかなえる4人組」は、葬式や墓参りを代行し、客のどんな要求にも応じた。
清明節を迎え、映画のストーリーが現実となっている。ある有名電子商取引サイトで「墓参り代行」と検索すると、数十店のオンラインストアがこのような業務を行っている。価格500元の業務には、花の提供、線香を燃やす、交通費、写真撮影などの一貫サービスが含まれており、「跪いて3回頭を下げる」ような特殊なサービスは100元プラスとなる。しかし、記者が確認したところ、このような業務を行う店は少なくないが、多くの店の取引がゼロである。
「墓参り代行」が冷遇されるのは、多くの人が墓参りは自分でやるべきことで、金を出して人を雇ってすることではないと思っているためだろう。外国の人たちはどのように墓参りをしているのだろうか。ビジネス要素はどれくらいの割合を占めているのか。
日本
墓参りは一家で 人に頼らず自分でする
『グローバル中国語放送網』の日本オブザーバーの黄学清氏は、日本人が墓参りする日は年に3回あり、墓参りは通常一家そろって行い、人に頼らず自分でするのが当然であると紹介した。
黄学清氏によると、日本にも墓参りの習慣があるが清明節はなく、春分、秋分、8月のお盆に墓参りをする。春分と秋分に行うのは、この2日は昼と夜の時間が同じで「彼岸」と言われ、仏教思想の影響を受ける日本人は、故人は彼岸に生きており、この日に墓参りすれば故人の魂と会することができると考えているためである。また、お盆は祖先を祭る日であり、1週間から2週間の休みがあるため多くの人がこの休暇に帰省して集まる。日本の多くの墓地は都市部では住宅地の周辺にあり、農村では一般的に自分の家の近くにあり、できるだけ一家そろって墓参りをする。故人に一家が団結し仲良くしている様子を見せるため、多くの日本の家庭には仏壇があり、いつでもお参りすることができる。