オーストラリア
花束に全ての悲しみを託す
『グローバル中国語放送網』のオーストラリアオブザーバーの胡方氏によると、オーストラリアは多民族国家であり、中国の清明節のように統一した日はなく、ビジネス要素もない。一般的に、花束があれば十分に全ての悲しみを表すことができる。
胡方氏が住んでいる地域は南半球最大の墓地から近く、車で近くを通るといつも静かで、人が集中して墓参りに訪れるのを見たことは一度もないという。全人口で最も高い割合を占める欧州系オーストラリア人が墓参りをするときは、通常花束だけを持って行き、他の供え物はない。
胡方氏によると、オーストラリアにも特定の人たちに対する記念活動があり、活動に参加する全ての人が心から敬意を示す。
オーストラリアのアンザックの日に、現地の政治家と庶民は戦死した兵士を祭る。また、レストランで行われる非常に大きな意義がある記念活動もある。全国各地の多くの住宅地は「旧兵士クラブ」にあり、毎晩夕食の時間になると、オーストラリアの全ての「旧兵士クラブ」が電気を消して哀悼の音楽を流し、食事している人は種族、信仰、出身地にかかわらず立ち上がって哀悼し、戦死したオーストラリアの兵士に心から悲しみを示さなければいけない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月2日