米国メディアの5月7日の報道によると、日本の女性アーティストの綾野月美さんは、11年間生活していた村に戻った。彼女は村の人の気配がきわめて少ないことに気がつき、かかしを「村人」に見立てて人の気配を添えるというアイデアを思いついた。
この名頃地区は、四国のある山間にあり、かつては人口が集まる華やかな場所だった。しかし、村の住民たちがよい仕事を探すために次々と大都市に移住したため、村は寂しくなった。現在この村に住むのは37世帯だけである。綾野さんは、この寂しい村で生活することは非常に悲しいことだと考え、自分の方法で努力した。彼女は、村に戻って10年間かかしを作り続け、すでに350体の人と同じ大きさのかかしを作り、街中、家の外、田んぼ、廃校になった学校に置いた。
綾野さんによると、すべてのかかしが村の住民を代表しているという。これらのかかしは山の入り口やグラウンドに置かれ、働いたりバスを待ったりする姿で人々の注目を集めた。しかし、これらのかかしが怪しい雰囲気をもたらすためか、住民はこのやり方を好んでいない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月12日