W杯が閉幕、データで本大会を振り返る

W杯が閉幕、データで本大会を振り返る。 4年に1度のW杯が閉幕した。ブラジルW杯の64試合のデータは、本大会が素晴らしいW杯であったことを証明する。これらのデータを分析し、その中に秘められた喜怒哀楽を感じ取ろう…

タグ: W杯,データ,日本,アジア

発信時間: 2014-07-15 14:42:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

4年に1度のW杯が閉幕した。ブラジルW杯の64試合のデータは、本大会が素晴らしいW杯であったことを証明する。これらのデータを分析し、その中に秘められた喜怒哀楽を感じ取ろう。

・171ゴール

ブラジルW杯のゴール数は、1998年のフランスW杯の記録に並んだ。このデータの誕生は偶然ではない。ゴールの効率・スピード・威力を求める反撃・攻撃のサッカーは、パスを中心とするティキ・タカに代わり、各チームが最優先する選択肢になった。

・2試合で10失点

ブラジルW杯の最大の敗者は、開催国のブラジルだ。リーグ戦後の16試合で35ゴールが記録されたのは、サンバ軍団の貢献によるものだ。ドイツに1対7で敗北し、0対3でオランダに敗北したことで、ブラジル代表は2試合で10失点を記録した。14失点という失点数は、32チームのうち最多となった。

・24年

ドイツは1990年に3回目のW杯優勝を果たした。当時の決勝戦の相手はアルゼンチンだった。両チームはこの24年間、異なる運命を迎えていた。ドイツは3大会連続でベスト4入りを果たし、アルゼンチンは02年にリーグ戦で敗退し、その後2大会ではベスト8止まりだった。その後両チームは再び決勝戦で相まみえた。これは反撃と攻撃のサッカーの駆け引きであり、全体的なコントロールを基礎とした攻撃を強調するドイツ代表が、今後一定期間に渡り世界をけん引することだろう。

・16得点

ブラジルのベテラン選手のクローゼ(36歳)は2002年日韓W杯の借りを返し、ロナウドが樹立したW杯の得点記録を更新した。両者は4大会の代表に選出された。クローゼは常に主力だったが、ロナウドが94年の初出場でピッチに立つことはなかった。才能だけならば、ロナウドの方が優れていると言える。98年の大会では4得点を決め、ピークの02年には8得点を記録し、06年は3本のシュートを決めた。ロナウドが「宇宙人」から「肥満者」に変わっても、2歳若いクローゼはストイックに練習を続け、ピッチ上を駆け巡った。クローゼは前3大会で14得点を決めると、4回目の大会、36歳の「高齢」で2得点を獲得した。

・レッドカード10枚

ブラジルW杯は各チームの水準の他に、マナーを示した。32チームのうち、10チームが1枚のレッドカードを与えられた。南アW杯では17枚、ドイツW杯では28枚のレッドカードが出された。

・6得点のゴールデンブーツ賞

記録はいつか破られるものだ。23歳のロドリゲスは今年のW杯で一躍有名選手になり、6得点でゴールデンブーツ賞を獲得した。ロドリゲスはあと2大会に出場することができ、前途有望だ。

・レッドカード3枚

現在最高のDFの一人とされているチアゴ・シウバは祖国ブラジルで3枚のイエローカードをもらい、本大会で最多となった。ブラジルはMFを弱点としており、シウバにプレッシャーがかかった。シウバが退場すると、ブラジルは7ゴールを決められたが、再出場すると3失点に減少した。

・1点と0点

リーグ戦8組で最下位となったチームの勝ち点は、いずれも1点以下だった。アジアの4チームは、最下位で敗退した。オーストラリアは3戦全敗、韓国、日本、イランは2敗1分となった。アジアの集団敗退は、さらなる発展の必要性を示した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月15日

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