日本人の多くが猫カフェを好み、おとなしい子猫とくつろぎの時間を過ごす。このアイデアに啓発され、首都東京では近年多くの動物カフェがオープンしており、鳥、ウサギ、ヤギなどのペットが飼われている。
東京の「鳥のいるカフェ」では、約20羽の鳥が飼育されている。そのうちの多くはかわいらしいフクロウで、数羽のオウムと1羽の鷹もいる。これらの鳥は放し飼いにされているのではなく、単独のガラス張りの部屋に入れられている。鳥の鑑賞、コーヒー、スイーツを楽しむ他に、客は店員に手伝ってもらい、手袋をはめてかわいらしいフクロウと触れ合うこともできる。
週末になると店の入口には長い行列ができ、そのうち90%が女性だ。毎週3回訪れるというファンは、「フクロウの大きな目と小さな口が好きです。撫でられるので、とても気に入っています」と語った。
このカフェは2012年にオープンした、東京初のフクロウをテーマとするカフェだ。同店の影響を受け、フクロウと触れ合えるカフェが、東京で10店以上オープンしている。
同店の経営者は、「一部の女性のお客様は、フクロウの爪と嘴を怖がりますが、フクロウは愛のある動物で、多くのリピーターを生んでいます」と述べた。
ウサギと触れ合えるカフェも、近年急増している。「うさぎcafe おひさま」は東京都世田谷区の住宅地内にあり、若い女性とファミリーに人気がある。週末は常に、予約で満席になる。利用客はコーヒーとスイーツを楽しみ、放し飼いのエリアでウサギと遊ぶこともできる。カフェの料金は時間制で、大人は1時間1400円、子供は1時間700円となっている。
多くの動物カフェが女性客に的を絞っているのとは対照的に、東京都渋谷区のカフェの2頭のヤギは、男性客を集めている。このカフェは2009年にオープンし、2年目に2頭のヤギを「招聘」し、入り口の小屋で飼い始めた。それから、利用客が激増した。客はヤギに餌をやり、店員と共にヤギの散歩に行くこともできる。
動物カフェは、なぜこれほど好評を博しているのだろうか?
日本獣医師会の関係者は、「人々は大きなプレッシャーを抱えている。神経科学の研究によると、人は好きな動物と時間を過ごすことで、気分が良くなるという」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月23日