多くの男性がセーラー服に特殊なこだわりを持つため、日本では女子のセーラー服が盗まれる事件が日常茶飯事になっている。産経新聞の報道によると、先ほどある男が女子高生のセーラー服を盗んだことで逮捕された。警察が男の自宅を家宅捜索したところ、約300着のセーラー服が見つかった。男は、「女子高生のセーラー服が大好きだった」と供述している。これほどセーラー服を好むとは、「マニア」で形容し切れる程度ではない。
当然ながら、セーラー服と「下品」を結びつけるのは一方的だ。多くのネットユーザーは、「セーラー服おじさん」を良く知っていることだろう。51歳のセーラー服おじさん、小林秀章さんはセーラー服を可愛らしく着用し、ネット上で話題になっている。小林さんは今年5月、杭州市で開かれた第10回中国国際アニメフェアに登場し、そのセーラー服姿で中国の来場者を魅了した。
小林さんは取材に応じた際に、「私はコンピュータのエンジニアで、大学では数学を専攻していた。当時の私は内向的で、セーラー服を着てから本当の自分に気付いた」と述べた。他人から見れば、小林さんは「変装癖」のある男性であり、いい年してロリータ・ファッションをするなんて恥知らずだ。しかし小林さんは、セーラー服の着用は有意義だと考えている。小林さんは、「私の行為によって、人々は広い心と理解し合うことを知ることができ、自我を超越するよう励ますこともできる」と語った。セーラー服おじさんを見かけた人も、「小林さんは清々しそうだ」と感嘆を漏らしている。着用することで本当の自分を気付かせてくれる、これがセーラー服の魅力だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月25日