仁川文鶴朴泰桓プールで24日夜、中国の国歌が4回鳴り響いた。同日の7種目の決勝戦で、中国代表が金4・銀2・銅3の好成績を収めた。そのうち孫楊が率いる中国代表は、競泳男子4×100メートル自由形リレーで、3分13秒47の成績でアジアの記録を更新し、金メダルを獲得した。日本は2位、韓国は3位。
同種目のディフェンディングチャンピオンの中国代表は、新たな顔ぶれで登場した。ユース五輪の覇者の余賀新が1番手で、トップの日本人選手に食い下がった。2番手の林永慶は最後の50メートルでラストスパートをかけ、距離をさらに縮めた。3番手の孫楊は、日本代表を追い越した。孫楊に「アジア最速」と称されている寧沢涛はリードを維持し、日本代表との距離を広げ、中国代表の金メダル獲得を確実にした。この勝利は中国代表の団体の実力を証明し、選手の出場順が効果的に設定されたことを証明した。そのうち孫楊の追い越しが、極めて重要な力を発揮した。
当日夜の女子200メートル自由形で、中国の沈鋒と唐奕が活躍し、日本人選手の五十嵐千尋と駆け引きを展開し金メダルと銅メダルを獲得した。女子200メートルバタフライでは、有力選手の焦劉洋と劉子歌が登場し、五輪金メダリストの焦劉洋が再びアジア大会の優勝を果たした。劉子歌は4位。女子100メートル背泳ぎでは、中国の傅園慧が再び金メダルを獲得した。
総合的な実力が試される男子400メートル個人メドレーで、中国の楊之賢と黄朝昇がラストスパートの段階で日本の萩野公介に破れ、2位と4位に入選した。
日本メディアは競技後、荻野が金メダルを4枚獲得したことを大々的に報じ、自由型リレーの敗北についてはあまり報じなかった。日刊スポーツは、「日本代表は非常に惜しかった。予選では中国よりも良いタイムを記録していたが、コンディションを維持できなかった」と伝えた。サンケイスポーツは、「荻野の不在が、日本代表が敗北した重要な原因だ。しかし荻野は、孫楊と同じ実力を持っていることを証明した」と報じた。しかしAFP通信は、「孫楊の王座を脅かすことは難しい。この五輪金メダリストは、日本が最も越えがたい壁であり、中国の競泳界を明るく照らす太陽だ」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月25日