米サイト「Buzzfeed」はこのほど、日本、オーストラリア、フランス、ノルウェー、ポーランド、カナダ、ドイツ、イギリス、アメリカなど、世界の10数軒の病院が患者に提供する病院食の内容を公開した。
病院食は現地のグルメの代表格ではないが、病院の健康的な食事の理念を示す。
一部の国の病院食は栄養バランスが良く、患者から好評を博している。日本の病院食は、量は少ないが栄養価が高い。どの料理も少なめだが、生野菜、肉類、ご飯など30種類以上の食材が使われている。アメリカの病院食は「健康」をテーマにしており、魚と果物を中心とし、サーモン、ご飯、かぼちゃ、アスパラガス、デザートケーキなどの健康的な食品を出している。最も「人にやさしい」のはインドネシアで、患者の需要に応じて、おかゆ、スープ、肉類、卵、野菜を組み合わせる。オーストラリアの病院食は身も心も楽しくなる内容で、肉類・野菜類と主食がマッチし、彩りが良い。
しかし一部の国の病院食は、栄養バランスが考慮されていない。例えばドイツの病院食は、量が多いが健康的ではない。患者が口にするのは肉のフライやソーセージなど、消化に適さない食べ物ばかりだ。イギリスの病院食は、野菜スープ、肉類、ボイル野菜などで、油と塩分が多すぎ批判を浴びている。最も「不幸」なのはポーランドの病院の患者で、パン、漬物、ソーセージと単調だ。
各国は病院食の内容を重視している。ドイツ、イギリス、アメリカなどは法制化により、病院食の栄養バランスを整えようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月29日