
先ほど全面開業した大阪市の高さ300メートルの「あべのハルカス」は、横浜ランドマークタワーの296メートルをわずかに上回り、約21年ぶりに日本一高いビルの記録を更新した。しかし、世界ではさらに高いビルの建設が進んでおり、あべのハルカスは70位にも入らない。14日付の日本経済新聞が伝えた。
米イリノイ州の高層建築と都市居住に関する国際委員会によると、世界一高いビルはアラブ首長国連邦のドバイにあるブルジュ・ハリファで、828メートルある。2位はサウジアラビアのメッカ・ロイヤル・クロック・タワーの601メートルで、3位は台湾の台北101の508メートルだ。上位10位のうち9つのビルがアジアに建設されている。
ビルが高くなる背景には、経済発展だけでなく建築技術の進歩がある。高層建築に詳しい東京工業大学の笠井和彦教授は、「高強度の材料がふんだんに使われるようになったことに加え、構造設計の進歩が大きい」と指摘した。
サウジアラビアのジッダで建設中のキングダム・タワーが2019年に竣工し、1000メートルの大台を突破する見通しだ。神話に出てくる「バベルの塔」の頃から、人は高層建築にあこがれてきた。技術の進歩に伴い、ビルは今後も高くなるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月18日
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