順天堂大学教授、老化防止の研究で有名な白澤卓二氏は著書『100歳までボケない101の方法』の中で、脳の若さを保つのは健康的な生活習慣だと指摘した。ここからは、高齢者が若さを保つための習慣を見ていこう。
早起きの習慣
1. 起きたらすぐお湯を飲む。人体は一晩の睡眠で500ミリリットルの水分を失い、起きたらすぐに補給する必要がある。お湯には体温を上げる効果がある。体温が1度上がるごとに、人体の基礎代謝も10%アップする。
2. 1週間に少なくとも3回は野菜・果物ジュースを飲む。この習慣で、認知症にかかる可能性を75%引き下げられる。
3. 毎日15分間日光浴する。適度な日光浴はビタミンDの生成を促す。研究によると、ビタミンDには抗がん性がある。
勤務中の習慣
鞄にブラックチョコレートを入れておく。ブラックチョコレートはカロリーを補給し、仕事の効率を高めてくれる。ブラックチョコレートはポリフェノールを多く含み、老化防止に効果的だ。また血糖値が大幅に上昇することもなく、血糖値を低く抑える。
家庭内の習慣
自炊をする。研究によると、自炊を好む人は認知症にかかりにくい。3食のため頭を使うことで、脳が程よく刺激される。
日常的な生活習慣
炭酸飲料や加工食品の摂取を避ける。コーラなどの炭酸飲料、ファーストフードなどの加工食品には大量のリンが含まれ、カルシウムの吸収を妨げ、骨の健康に適していない。
運動習慣
1. 適度に汗をかく。運動は汗が出るほどで調度良く、体内に蓄積された毒素を放出してくれる。
2. 体重を5%減らす。健康に100歳まで生きている人には、太っていないという共通の特徴がある。体重を5%減らせば、糖尿病や高血圧になる可能性が下がる。
3. 毎日30分間歩く。研究によると、死亡率が最も高い人はふだん余り歩かない人だ。毎日30分間歩くことで血液循環を促進し、健康的な長寿を促す。
夕飯の習慣
1. 生の玉ねぎを食べる。玉ねぎに含まれる硫化物は動脈硬化と高血圧を予防し、生で食べるとより効果的だ。玉ねぎを薄くスライスして、野菜サラダにすると良い。
2. 8-9時以降は食べ物を口にしない。脂肪は深夜2時に最も蓄積されやすい。この時間帯に空腹であれば、脂肪は蓄積されにくい。一般的な消火時間から計算すると、8-9時以降は食べ物を口にしてはならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月28日