2022年北京冬季五輪準備作業シンポジウムが4日、北京市で閉幕した。郭金龍・北京市委員会書記はシンポジウムで、「北京は各種準備作業を徹底する自信を持っており、冬季五輪により経済の発展と社会の進歩を促進する」と述べた。
国際オリンピック委員会(IOC)・国際パラリンピック委員会の専門家は2日間のシンポジウムで、北京冬季五輪が今後直面する各種準備作業を全面的に紹介し、北京が2022年冬季五輪・パラリンピックを開催する重大なチャンスを重点的に説明した。また大会の管理と調整、経験と遺産、核心的元素、利益関係者、冬季五輪組織委員会の構成などの重要事項について、中国と重点的に検討した。
IOCのバッハ会長はシンポジウムに寄せた動画の中で、北京がIOCとの協力の強化を継続し、オリンピック・アジェンダ2020を共同推進し、持続可能な発展を促すことに期待した。バッハ会長は、「中国には、千里の道も一歩からということわざがある。今回のシンポジウムは、今後7年間における冬季五輪・パラリンピックの準備について、北京・中国・全世界に向け踏み出した一歩目だ」と話した。
郭氏はシンポジウムに出席したIOC代表団の専門家らと会談した。郭氏は、「2022年の冬季五輪の各種準備は秩序正しく進められている。北京は冬季五輪組織委員会を間もなく発足し、京張鉄道(北京〜張家口)建設プロジェクトも始動している。北京は各種準備作業を徹底する自信を持っている。冬季五輪により経済の発展と社会の進歩を促進し、人々に福をもたらし、多くのオリンピックの遺産を残す」と述べた。