地中海料理については、まず地中海から見ていく必要がある。地中海は主に欧州のスペイン、イタリア、ギリシャ、モロッコなどをつないでいる。地中海の海水の独得な塩味が、この海洋資源の生物の独自性を生んだ。地中海沿岸部の南欧諸国は、魚介類、野菜、果物、雑穀、豆類、オリーブオイルを中心とする、あっさりした料理の風格を形成した。地中海料理は心臓病、脳血管障害、記憶力低下のリスクを引き下げることが研究で証明されており、近年特に注目されている。
誰もがよく知るスペインのパエリアに使用される主な材料は、エビ、貝、それからウサギ肉などだ。調理師の火の加減、炒める時間、油と塩の量などが正確に定められている。調理師は米を炊くほか、原材料の栄養価を最大限に留めることで腕前を見せる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月23日