電気自動車(EV)にも大気汚染問題が存在する?これは製造過程におけることだ。多くの人々がテスラモーターズのカリフォルニア州フリーモント工場の自動化に注目する中、自動車専門家のEdward Niedermeyer氏は同工場の熱交換器の改修の歴史をまとめ、改修の遅れにより「モデルX」の2016年1月の出荷計画が遅れる可能性があるとした。
テスラの自動車工場は2014年7月に稼働停止・改築を行い、モデルXの生産ラインを敷設した。テスラは4ヶ月後、サンフランシスコの「Bay Area Air Quality Management District(湾岸地域大気品質管理局、略称はBAAQMD)」から、排ガスに含まれる窒化物が基準を超過したとする通知を受けた。
モデルXの生産ラインは、トラックを生産していた旧工場内に敷設された。1984-2009年の提携解消まで、ここはゼネラル・モーターズとトヨタ自動車の合弁工場だった。旧式の熱交換器は、BAAQMDの2004年のA-1002排ガス基準を満たしていた。
上述した排ガスの通知によると、テスラの工場は2016年1月に熱交換器の改修を終え、A-1002基準を満たす見通しだ。2016年1月は、モデルXの出荷時期でもある。
ところがテスラが発表しているデータによると、同工場の排ガスに含まれる窒化物は、従来の工場より90%少なく、BAAQMDの新基準を下回っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月30日
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