年末に新たな地下鉄を開通すると同時に、北京地鉄運営公司は鉄八通の土橋〜高碑店区間の11駅、昌平線の南邵〜朱辛荘区間の5駅で、営業日の午前7時前に交通カードを使い構内に入る乗客を対象とする、乗車料金3割引きを試行する。北京地鉄運営公司の責任者によると、この割引制度は、乗客の通勤ラッシュ回避を促し、北京レール交通のラッシュ時の混雑を改善することを目的としている。年内に1号線、8号線などで、ラッシュ時の発車間隔を縮小する。今年の地上交通機関の乗車料金平均調整幅は、動的調整を開始する条件を満たさなかった。さらにラッシュ時の割引の試行といったさまざまな要素を受け、北京市政府は乗車料金動的調整の開始を来年に延期することを決定した。地上公共機関・レール交通の乗車料金調整は、次の調整期間に見送られる。
試行対象駅
八通線(11駅):土橋、臨河里、梨園、九棵樹、果園、通州北苑、八里橋、管荘、双橋、伝媒大学、高碑店
昌平線(5)駅:南邵、沙河高教園、沙河、鞏華城、朱辛荘
割引時間帯
営業日の午前7時前に交通カードで構内に入った場合、割引の対象となる。この時間は、自動改札機のシステムの記録を基準とする。営業日とは月曜日から金曜日とは限らず、祝祭日により土日が振替出勤日になった場合も適用される。最も重要なことは交通カードを使用することで、現金で切符を購入する場合は対象外となる。
割引の内容
乗客は地下鉄構内から出る時(機場線を除く)に、乗車料金が3割引きされる。他にも交通カードの割引が上乗せされる。例えば乗車料金が5元の区間の場合、交通カードを利用すると100元以降は2割引きの4元となるが、その場合に午前7時前に構内に入ればさらに3割引きの2.8元となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月24日