中国の現行の法定婚姻年齢は高すぎるため、晩婚を奨励し続ける必要はない。住宅価格の高騰、結婚費用の増加、結婚への期待の高まり、暮らしと仕事のプレッシャーの増加といった原因により、現代人の初婚年齢は上昇を続けている。統計データによると、上海市民の2013年の平均初婚年齢は、男性が30.17歳、女性が28.19歳で、ぞれそれ前年より0.17・0.89歳上昇している。
次に、晩産を奨励するべきではない。医学的に論じると、女性の最も出産に適した年齢は23-29歳だ。夫婦が二人目の子供をもうける場合、女性は30歳前に出産するのが理想的だ。「人口・計画生育法」改正案は、晩婚晩産の奨励を廃止すると同時に、法律の規定に基づき出産した場合、それが一人目であれ二人目であれ、産休の延長に関する奨励および関連する福利厚生の適用対象になると規定した。これは出産適齢期の夫婦が二人目の子供を育てる負担を軽減した。全面的な二人っ子政策は2016年元日より正式に始まっているが、都市部の給与所得者のうち多くの若い夫婦は、一人目の子育てだけで大きな経済・生活の負担を強いられている。二人目が欲しいと思っても、そのための資金と精力が必要になることを考え断念している。ゆえに産休の延長を含む、二人目の子育てを奨励する関連措置を講じ、多くの夫婦(特にOL)に二人目を産みやすくさせるべきだ。(筆者:何亜福 人口学者)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月10日
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