北京市環境保護局チーフエンジニアの于建華氏は、インタビュー番組「市民対話一把手」に出演した際に、「北京市は今年、分散的に使用されている石炭、高排気量の車、都市と農村の境界地域・隣接地域の大気汚染防止に焦点を絞る。2017年までに石炭火力発電を終了し、2020年までに平原地区の農村のクリーン化暖房供給を実現する。北京市は重度汚染緊急対策を改定する。今年の春節に伴う連休中の汚染日は1−2日の見通しだ」と述べた。
本日の北京では青い空が広がっている。午前8時の市街地6区のPM2.5平均濃度は21µg/m3のみとなっている。多くの市民は今後(春節の連休中を含む)の大気品質に関心を寄せている。于氏は、「現在の資料によると、今後1週間は気温が徐々に上がり、本日から28日まで汚染が蓄積される。28日には4級の中度汚染になる可能性がある。29日以降は北部の高気圧の影響が好転し、汚染物の濃度は全体的に上昇後に低下する傾向を示す」と説明した。
于氏は連休中について、「例年の統計データを見ると、年越しの際に北京の人口が減少し、排気ガスと生産による汚染物の排出が減少するため、良好な大気品質の維持を促す。しかし花火や爆竹の燃焼により、汚染が深刻になる。そのためこの期間中、気象条件が悪くなければ、春節中の大気品質はまずまずとなる。大気品質が悪い日は1−2日となる」と予想した。
多くの市民は赤色警報が役に立つか、また快晴の日に警報を出し煙霧発生日に警報を解くことを疑問視している。于氏は、「警報は重度汚染緊急対策で設定されている条件が満たされた場合に発令される。これまでの予想によると、北京では1年間に赤色警報が2−3回発令され、合計で約10日間となる」と話した。
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