温州の独身女性「哈茶」さんがネット上で話題になっている。いつも親から結婚を催促されている様を漫画形式で発表したからだ。
「哈茶」さんは本名を徐といい、今年27歳。故郷である浙江省温州のとある村の小学校で国語の教師をしている。趣味は旅行と絵を描くこと。実家は街にあり、仕事場は村にあるため、彼女は通常、村の小学校に住み、週末だけ家に戻る。
母親との結婚をめぐるシーソーゲームは2012年に始まったという。「当時、私もボーイフレンドを作ることを考えていませんでした」。師範学校を卒業した彼女の交友範囲は広くない。知り合いの男性も少ない。卒業後に知り合った人の中にもタイプはいなかった。「日常は外で遊ぶのが好きですが、週末は“ひきこもり女”で、基本的に外出しません」。
娘がずっと一人なのを見た母親は、焦りが危機感に変わった。そして娘が26歳になったときに爆発する。「母は、26歳の時に私を産みました」と「哈茶」さんは説明する。母親が彼女を産んだ頃は、同年代の大多数が20歳足らずで子供を産んでいた。そして自分の娘がまさか26歳になってボーイフレンドすらいないとは、予想だにしない事態だったらしい。「母親と目が合うと、常に結婚の催促話になります。だから自分もすごく焦ったときがありました。でもその後、縁はすぐにはやってこないもの、焦りは禁物だと思うようになりました」。