彼女は2月19日に、まず漫画形式で友だちや微博(中国のツイッター)で発表すると、大きな注目を集めた。2月20日にも、母親の「結婚催促の6パターン」を漫画形式で微博に発表し、数万のネットユーザーに共感された。彼女が書いた「結婚催促の6パターン」とは、感化式、対比式、分析式、科学普及式、質疑式、恐喝式であり、全てに彼女自身の突っ込みが付いている。対比式の漫画には、母親のこんな言葉が出てくる。「私は26歳であなたを産んだのに、あなたは30歳近くなって男もいない。近所に住む同じ年代の子はみな結婚して、子供も走り回っているよ。あなたよりよっぽど利口よ」。そして漫画のキャラクターになった「哈茶」さんが、長い刀を背中に刺され、血を地面いっぱいに流しながら倒れている姿が描かれている。
彼女の微博を見た多くのネットユーザーが「まさに真実を描いている。世間には色々な親がいるが、結婚の催促の仕方はなぜか同じ」などとコメント。ネットユーザーの中には、掲示板に直接、愛の言葉を投げかける人もいた。
「哈茶」さんによると、描いた漫画を母親に見せたことがあるという。しかし母親は「意味が良く分からない」と言って気にかけなかった。ところが漫画が温州で人気になり、母親の友人から噂を聞くようになると、「恥をかいたと不機嫌になった」。娘が愚かなことで有名になってしまったと考えたのだ。
「哈茶」さんの漫画が大手メディアに転載されると、ますます多くの人がコメントを残したり、メールを送ってきたりするようになった。ある積極的に自分をアピールし、ネット上で求愛する男性も出てきた。ニュースを見た親戚や友人も、「いい人を紹介したい」と彼女の父母に電話を寄こすようになった。「いま色々な男性を紹介してくれていますが、そこから選ぶのはちょっと違うと思う」と言う「哈茶」さんは、熱しやすいタイプではない。その男性がボーイフレンドになるかどうかは縁次第。友だちから始まる恋愛関係のほうがお好みのようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月29日
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