マレーシアのリオウ・ティオンライ運輸相は10日、先ほどモザンビークで発見されたマレーシア航空MH370便のものと思わしき残骸がマレーシアに到着し、これから専門家の検査にかけられると発表した。
同氏は、「この残骸はマレーシアで初歩的な検査・分析を受けた後、さらなる検査のためオーストラリアに送られる。出来る限り早く検査結果を出したいが、具体的な時間は専門家が決めることだ」と述べた。
同氏はこれまで、この残骸はMH370便と同じボーイング777のものである可能性が高いとしていた。同氏はフランス領レユニオン島で見つかった別の残骸について、マレーシアは専門家チームを検査のために現地に派遣したと述べた。
クアラルンプール発北京着のMH370便は、2014年3月8日に失踪した。機内には239人が搭乗していた。マレーシア民間航空局は昨年1月29日、同機が事故を起こしたと発表し、機内の全員が死亡したと推定した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月11日