メリーさんは中国系ドイツ人だ。彼女はドイツ生まれで、7歳の時に北京の小学校に通い、13歳に再び帰国し中学校に通った。彼女は今年、ドイツの大学進学を決める卒業試験「アビトゥーア」を受験した。この試験に合格すれば、卒業生は大学進学を申請できる。しかしメリーさんは中国網のインタビューを受けた際に、彼女の受験はまだまだ終わりではないと話した。
イベントで一年生の新入生を演じる
――中国とドイツの教育体制はまったく異なりますが、ドイツで中学校に通った時に何か問題はありましたか?
私がドイツに転校した時は、中学1年生だったはずだ。ところが当時すでに後期になっており、前期の授業を受けていないことを理由に、多くの学校が私の受け入れを拒んだ。私が授業についていけないことを不安視したのだ。その後ついに入学し、それほど大きな問題はないことが分かった。ドイツの中学までの学習内容は難しくなく、中国と比べれば簡単だ。しかし国語は私にとって難しかった。ドイツ生まれだが、私は文法などの知識を学んだことがなかった。ドイツ語ができなければ、歴史のような授業は聞き取りにくい。
全体的に見て、私はまずまず順調に転校できたと思う。私の成績は平均的だった。しかもドイツでは順位を気にする人はいなく、生徒の成績を公表することはない。
メリーさんと同級生2人の記念写真
――高校卒業試験で何科目受験しましたか?受験対策と試験のことについて教えて下さい。
私は5科目受験し、うち3科目が筆記試験で、2科目が面接試験だった。私は数学と音楽をメインに選んだので、より重要だった。音楽の受験対策は楽だった。試験では文章を書くだけで、特に対策すべきことはなく、文章が上手ければ良かった。数学の対策は大変で、対策のテキストもなく、主にこれまでのノートを使い準備した。
私にとって最も厄介だったのは、面接だ。面接には自分から題材を選択し、面接官からの質問に答える内容があった。私の面接科目の一つは歴史で、まったく得意ではなかった。しかも私は論文が苦手で、面接官からの質問もさらに難しかった。私はずっと、びくびくしていた。