ドイツ留学をする中国人学生の夢は、当地の学校を卒業するだけでなく、自分の好きなことをこの地で事業に変え、自分の思いを実現させることだ。ドイツメディアが報じた。
孫舟さんもドイツで夢を叶えた1人だ。彼はエルベ川のそばで中国風KTVをオープンさせた。ドイツ東部の観光都市であるドレスデン。KTVはその中心部にあり、名前を「エルベ58」という。孫さんは上海出身だ。2012年に中国の大学交流プロジェクトに参加し、エルベ川の流れるこの街の大学院に通うことになった。主に人材管理を学び、瞬く間に修士課程を修了した。
「卒業後にKTVを開業したのは僕にとって自然なことでした。もともと音楽が趣味でしたから。中国にいたころ、よく友だちとKTVに行って歌を歌っていました。ドレスデンはとてもきれいな街だから、これからもここに住みたいと思った。でもドイツ人がやっているカラオケは好きじゃなかった。やっぱり中国式のKTVがいいなと思い、ドレスデンでどうにかしてKTVを作り、ドレスデンのKTVファンのニーズを満足させたいと思ったのです」と孫さんは言う。「僕の夢は、自分の趣味を事業に変えることなのです」。