任天堂と株式会社ポケモン、(グーグルから独立した)ナイアンティックが共同で開発したモバイル端末向けゲーム「ポケモンGO」が、7月発売された。オーストラリアやニュージーランド、アメリカ、ヨーロッパなど、世界中のファンの間で大きなブームとなっている。 バーチャルと現実を結びつけたことでゲームファンに斬新なゲーム体験を提供するだけでなく、かつてない社会現象を引き起こしている。
【毎晩ポケモン探し】
李利は今年30歳のオーストラリアへの留学生。ポケモンGOの配信はオーストラリアから始まっており、彼もすぐにダウンロードした。一般の人からするとポケモンGOにはまっている彼は、「頭がおかしい」ように見える。彼はよく夜9時になると友達を連れて、車でポケモンを探しに行く。「基本的に毎日車に乗って探しに行く。ときどき翌日の朝の4時か5時に見つかることもある。いつも一緒に探しにいって友達は、いまでは恋人になった」と笑顔で話す。現在、李利のSNSでやっていることは、ゲームの結果などをチャットやモーメンツで伝えることだという。