世界最大規模、米ヤフーが10億人超えの情報漏洩

世界最大規模、米ヤフーが10億人超えの情報漏洩。

タグ: 米ヤフー,情報漏洩

発信時間: 2016-12-16 13:24:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米ヤフー社は14日、2013年8月にハッカーの攻撃を受け、10億人超のユーザーのデータが漏洩したと発表した。これは世界最大規模の情報漏洩事件だ。

ヤフーは4ヶ月前にも大規模なユーザー情報漏洩事件を発表していた。しかも被害者の人数は今回倍増した。

ヤフーは先月、本件が発覚したと説明。法執行機関は先ほどヤフーに、ユーザー情報データ文書を提供した。この文書のデータと比較分析を行ったところ、ヤフーはユーザー情報が「無許可の第三者」に盗まれたことを確認した。

盗まれたデータには、ユーザーの氏名、メールアドレス、電話番号、生年月日、暗号化されたパスワードなどが含まれる可能性がある。決済カードや銀行口座などの情報は、影響を受けたと見られるシステムには保存されていなかった。ヤフーはユーザーアカウントの安全を確保する措置を講じており、パスワード変更を呼びかけている。

ヤフーは今回の事件は、2014年のハッキングとは別件と判断している。ヤフーは今年9月、5億人超のデータが2014年に盗まれたと裏付けた。これにはユーザーの氏名、メールアドレス、電話番号、生年月日、一部のアクセスパスワードが含まれる。

AP通信によると、2013年と2014年のこの2つの事件には相似点がある。ハッカーはユーザーのパスワードから着手した。ヤフーは技術的手段によりユーザーのパスワードに二重の防御態勢を敷いているが、ハッカーはこのプログラムを書き換えることで、パスワードを入手した。

ヤフーは米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズと今年7月下旬、48億3000万ドルで中核事業を売却し、2017年第1四半期に取引を完了することを決めていた。

AP通信は、ユーザー情報の漏洩が再発し、この取引に影響が生じると分析した。ベライゾンは14日、買収案の最終決断前に、事件の進展の評価を行うと表明した。

コンサルティング企業ガートナーのセキュリティ専門家であるAvivah Litan氏は、ヤフーの安全面の不備を受け、ベライゾンが交渉で値下げを求めることになると指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月16日

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