2017年は「大気十条」でかかげた目標を達成させる年である。北京市は2月15日より、排出基準「国Ⅰ」、「国Ⅱ」の小型ガソリン車に対し、五環路内部への進入を平日に限る。1万t/h分のガス蒸気ボイラーの低排出化を完成させる。一般製造業や汚染を出す企業500社に対し停止・閉鎖を行うなど、徹底的かつ様々な大気汚染対策を行う。
自動車による汚染はどの程度深刻なのか。何度も問われたであろうこの問題に対し、北京市環境保全局自動車処の李昆生処長は、「自動車の排気汚染はすでに大気環境に最も影響を与える要因の一つとして確認されている。権威的機関も同様の論証を出している」と答える。
李氏は、北京市が自動車の排気に対する最近の主な措置を紹介する。「基準から手を付け、大型車排気に対する監督管理を強化している。『北京市大型自動車排気汚染物の限界値と測定方法(車載法)』と『大型自動車排気汚染物の排気限界値と測定方法(OBD法第Ⅳ、Ⅴ段階)』の2つの基準を修正、制定しているところだ」。
また、2016年11月に北京市が制定した「国Ⅰ」、「国Ⅱ」の小型ガソリン車に対する監督管理措置政策も注目される。
2017年2月15日から北京市は、当市および市外の排出基準「国Ⅰ」、「国Ⅱ」の小型ガソリン車に対し、五環路内への進入を平日に限ることにしている。限定地域内で走行した場合、公安交通管理部門が法律の規定に従い、100元の罰金を科す。4時間ごとに1回の罰金とする。
環境部門と交通管理部門は現在、北京市内と市外の小型ガソリン車のデータバンクと交通取り締まりシステムの対応を完了させているという。この措置が実施されれば、交通管理部門は今後、現場に加えて非現場でも取り締まりを行うとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月28日