東芝の半導体事業、各社が買収に意欲的

東芝の半導体事業、各社が買収に意欲的。 東芝が半導体事業を手放す意向を示し、各メーカーから注目を集めている。中国の美的、中国台湾のフォックスコン、米ウエスタンデジタルなどの企業が買収に意欲を示している…

タグ: 東芝,半導体事業 買収

発信時間: 2017-03-10 14:54:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

東芝が半導体事業を手放す意向を示し、各メーカーから注目を集めている。中国の美的、中国台湾のフォックスコン、米ウエスタンデジタルなどの企業が買収に意欲を示している。この取引の結果は、新たな半導体大手を生むかもしれない。

美的、報道内容を否定

8日付日本経済新聞によると、美的集団の親会社である美的控股の袁利群・副総裁は、東芝の半導体事業について「社内には、東芝の半導体事業の買収に向けた戦略チームがある。当社は東芝と長期的な提携関係を築いている。買収が実現すれば、半導体事業を自社の業務内に統合する」と述べた。美的の関係者は8日、環球時報の記者に対して、袁氏に確認を取ったところ、この報道内容が事実ではないことが明らかになったとした。

同情報を否定したが、美的は近年グローバルな事業展開を強化している。美的は昨年東芝と契約を結び、家電事業の8割前後の株を514億円で取得した。美的は今年1月さらに46億ドルを投じ、産業用ロボット世界大手の独クーカを買収した。

日本経済新聞は「美的と東芝は1990年代から、エアコン事業で長く提携関係にある」と報じた。この20年以上の提携関係は、美的の買収につながる。しかし多くの企業が買収に乗り出していることから、美的にその意向があったとしても競争は不可避だ。

十数社が買収を検討

東芝の半導体事業の買収に向け意欲を示した企業は、少なくとも十数社ある。これにはウエスタンデジタル、米マイクロン、韓国のSKハイニックス、フォックスコンなどが含まれる。

ロイター通信によると、SKハイニックスは東芝に対して非公式で買収意向を示しており、半導体事業の20%の株取得を検討している。同社は7日、東芝側から買収を歓迎するとあったと表明した。

台湾「中時電子報」によると、フォックスコンの郭台銘会長は広州市で今月1日、東芝の半導体事業買収について「真剣に検討する」と述べた。台湾「自由時報」は7日、フォックスコンが台湾積体電路製造(TSMC)と協力し、共同入札の準備を進めていると報じた。アナリストは「両社が東芝の半導体事業を買収すれば、台湾企業は半導体分野でサムスンを始めとする韓国企業を脅かすことになる」と指摘した。

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