黄主任委員は、「中国は現在、臓器移植の管理体制の不備、専門の医師の不足、高すぎる手術費用といった問題点に直面している。例を挙げると、中国では毎年、臓器移植手術で命を長らえたり、症状を緩和させたりする人が30万人いるが、公的な移植待ちリストには3万1千人が登録されている」と指摘した。
黄主任委員は、「最大の難点は中国では医師と条件を満たした病院が不足していることだ。昨年に中国国民が提供した臓器は過去数年間の数倍にもなったが、同年に行われた心臓移植手術は380件程度、肺移植手術は204件にとどまった」と述べた
黄主任委員は、「今後5年間で、中国で臓器移植を手がけることのできる病院は500カ所に増えるだろう」と予測する。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年3月11日