標準語が話せるからといってどこでも通用するわけではない
中国を訪れる前に中国語を勉強していたが、実際に来てみると全くだめだったというキルギスタン出身の馬華龍さんは、中国での旅行中の出来事を話した。彼は広州市から列車で蘭州市に行き、車内で誰かと話して自分の中国語レベルを試したいと思った。もともと自信があったが、彼らが話していたのは広東語で、全く聞き取れずに気まずい思いをし、寝るしかなかったという。
馬華龍さんは、中国には多くの方言があり、標準語が話せるからといってどこでも通用するわけではないことを本を出して伝えたいと語った。
林素芳さんは流暢に中国語を話すが、生活において何度も言葉の壁にぶつかったことがある。「お年寄りの多くが故郷の言葉を話し、全く聞き取れない。友人の家に招かれ、目上の人に話しかけられてどう答えていいかわからないこともある」と林素芳さん。
グルメ、武術、方言のほか、留学生は中国医学、環境汚染、パンダなどにも興味を持っており、それぞれの考えを述べた。
西北師範大学の教師の李莉さんによると、留学生に大学入試の作文問題について交流させたのは、まずは学生の中国語レベルを高めるため、もう1つは中国に対する認識を深めるためである。「多くの留学生の中国語が中国の小学生と同じレベルに達しているが、物事に対する認識力は大学生と同じである。交流することで中国文化をより知り、中国での生活に順応し、溶け込むことができる」と李莉さんは話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月20日