米国メディアによると、2人の韓国人大学生が23日、第二次世界大戦中の慰安婦の歴史を知ってもらうため、ロサンゼルスから自転車で米国横断旅行に出発した。それに伴い、米国では慰安婦に関する争議が増えている。
今年25歳の慶和大学スポーツ医薬学科の哈裘勇さんと4つ年下の延世大学体育産業学科の巨永久さんは23日にロサンゼルスを出発し、6000キロの旅を開始した。道中、2人は第二次世界大戦中に日本軍が妓女として強制徴収した「慰安婦」の歴史を米国人に伝え、日本政府に過去の過ちを認め、謝罪するよう呼びかけ、生存している慰安婦を慰める。第二次世界大戦中に徴収された約20万人の女性の多くが韓国人で、そのほかに中国、インドネシア、フィリピンの女性が日本軍兵士の性奴隷として働かされた。
2人は1日で60~80マイル進み、アルバカーキ、オクラホマシティ、カンザスシティ、シカゴ、ピッツバーグ、ワシントンD.C.、ニューヨークなどに留まり、各地の日本領事館前でデモを行うという。9月3日にゴールのニューヨークに到着する予定。彼らはロサンゼルスの日本領事館前で出発後最初のデモを行った。巨永久さんは、「日本政府と争いたいわけではなく、多くの人に慰安婦の歴史を知ってもらいたいだけ。この悲劇を繰り返してはいけない」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月26日