運行開始から6年の「北京-上海高速鉄道」 何が変わったのか

運行開始から6年の「北京-上海高速鉄道」 何が変わったのか。

タグ: 北京 上海 高速鉄道

発信時間: 2017-07-02 09:16:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

北京-上海高速鉄道は、人々の時間と距離の概念を変え、人々のライフスタイルを大きく変えた。高速鉄道沿線の都市で効果が際立ち、「二都市生活」や「渡り鳥族」といったライフスタイルが徐々に一般化された。昆山に住む張さんは、「昆山から上海虹橋駅まえ高速鉄道で最速16分。地下鉄に乗り換えて静安寺に行けば、会社まで1時間足らず。これは上海の嘉定区、閔行区に住む同僚の通勤時間とほとんど同じだ。時間通りだし、渋滞もない。通勤電車と同じだよ」と言う。張さんが高速鉄道で通勤するようになって2年が過ぎたが、このような生活がすっかり習慣になったという。 

インド最大のポータルサイト「Rediff.com」は、「中国高速鉄道プロジェクトは人類史上最大の交通インフラ計画であり、中国の版図を変えようとしている」と報じた。1本の鉄道が地域や都市群を繁栄させるというインドの観点は、北京-上海高速鉄道の運行開始以来の沿線都市の大きな発展で証明された。 

北京、天津、河北省、山東省、安徽省、江蘇省、上海の「三市四省」がつながることで、“環渤海”と“長江デルタ”の2大経済地域がつながった。沿線人口は全人口の26.7%を占め、百万以上の都市は14カ所に上る。北京-上海高速鉄道の沿線地域には、特別な使命と期待がかかっている。高速鉄道沿線上の多くの都市では、“高速鉄道経済ベルト”や“高速鉄道新都市”、“高速鉄道新区”が建設され、各自の「経済版図」を再構築している。都市のポテンシャルを高めると同時に、沿線経済が協調的に発展している。 

無錫東駅は、北京-上海高速鉄道が停車する無錫唯一の駅である。この駅は総面積が125平方キロの、全国で初となる高速鉄道をコンセプトとした新都市で、その名を「錫東新城」という。各産業の大手企業がこぞって入居し、総合競争力を急激に向上させた。新たな都市開発の方向性や産業発展の道を示すものとなり、さらには多くの観光客を呼び寄せることになった。無錫東駅が開通して以来、1日平均の乗降客数は当初の2000人から現在では1万人余りとなっている。のべ乗降客数は1300万人で、これは無錫の人口の2倍に上る。 

北京-上海高速鉄道沿線という経済大動脈において、南京、常州、蚌埠、棗荘、泰安、滄州、徳州などの都市も続々と「経済発展の高速鉄道」に乗っている。土地柄に応じた適切な計画により、「北京-上海高速鉄道経済ベルト」の一体化建設を実施し、都市機能をより合理的に完備し、都市経済発展に新たな活力が生まれている。 

同時に、蘇州や無錫、常州、鎮江などの都市でも、それぞれの持ち味を活かして全く新しい産業を生み出している。地域の中心都市と共同で発展し、産業転換期において自らの新しいポジションを見出している。“上海知識型サービス業体系”、“蘇州無錫等地域の特色ある新型製造業産業体系”を核心とする地域の連動的で新しい発展モデルが形成されている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月2日

 

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