中国のオンライン文学、Kindleのライバルに=米メディア

中国のオンライン文学、Kindleのライバルに=米メディア。

タグ: オンライン文学 Kindle

発信時間: 2017-07-22 11:30:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

21歳の潘雨薇さん(音訳)は大学生で、外出時にスマホで中国語の小説を読む。彼女は中国オンライン文学の、3億3000万人以上の読者の一人だ。彼らは30歳未満が中心で、冒険、武侠、SF、恋愛などの小説を好む。この市場は2012年以降、年平均で20%以上の成長率を保っている。市場規模は90億元に達しており、高い将来性を秘めている。米フォーブス(電子版)が17日に伝えた。

しかし中国オンライン文学の成長は、電子書籍大手のアマゾンに強い懸念を抱かせている。Kindleストアは本質的に、主流紙書籍の電子版を売る場だからだ。中国の電子書籍は往々にして、連載形式をとる。読者は最新の話を読むため、待たなければならない。これはまた交流型の読書体験をもたらす。読者と筆者は議論しながら、共にプロットを組むことができる。これに関しては、アマゾンの競合他社であるテンセント傘下の閲文集団が強みを持つ。北京大学国文学科の邵燕君准教授(音訳)は「読書は仮想世界のすべてを担う、オンライン文学の生息地だ。作家がオンライン小説を発表し、読者がオンラインで集結し、物語を読み共有する」と話した。現時点で読者と筆者の数はアマゾンに及ばないが、作品数は840万とアマゾンの690万を上回っている。

中国オンラインSF小説は現在、世界に進出している。2015年以来、海外市場が急成長しているが、そのけん引役になっているのは2つの翻訳サイト、武侠世界と重心網文(Gravity Tales)だ。邵燕君氏の論文によると、これらのサイトの月間アクティブユーザー数は400万人に達する。100以上の国に読者がおり、北米地域が3分の1を占める。この分野の成功により、中国は海外進出の自信をつける。米国にはハリウッド映画、日本にはアニメ、韓国には韓国ドラマがある。将来的に、中国はオンライン文学を手にするだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月22日

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