英紙『タイムズ』ウェブ版が7月31日に伝えたところによると、今年6月のパリ航空ショーでは32万2000人の見物者が訪れ、素晴らしい航空製品やアクロバット飛行が披露され、大量の契約が結ばれた。期間中、934機のビジネス機の調達契約が結ばれ、その額は1500億ドルに達した。
パリ航空ショーで、中国とロシアは注目を集めた。2017年、中国とロシアは単独と提携の形で航空宇宙分野で自身の立場を示し、消費者から競争者へと変化した。
報道によると、今後20年で中国の国内航空市場は3倍になる見通し。米ボーイング社は、2036年までに中国は世界最大の国内民用航空市場になると予想している。
ボーイングの『グローバル・マーケット・フォーカスト2017~2036年』によると、今後20年の世界の新造機需要は4万1030機で、その価値は6兆1000億ドルに上る見通し。うち欧州は7530機、北米は8640機、中東は3350機、ラテンアメリカは3010機。しかしその多く(1万6050機)がアジア・太平洋地域に交付されるという。中国には多くのビジネス機があり、パリ航空ショーの新動向はエアバスとボーイングが世界民用旅客機を二分するという状況を打ち砕く可能性があるため注目を集めた。