日本が木材パルプで新材料を開発 将来的に自動車パーツの材料に

日本が木材パルプで新材料を開発 将来的に自動車パーツの材料に。イギリスのロイター通信の8月15日の報道によると、世界の自動車軽量化の傾向に合わせ、日本の京都大学は自動車部品メーカーと共同で木材パルプから採取した軽量・高強度材料のセルロースナノファイバーを開発した…

タグ:自動車,日本,木材パルプ

発信時間:2017-08-18 15:42:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

日本人研究者と自動車部品メーカーによると、木材パルプで作られたこの新材料の重量は鋼材のわずか5分の1だが、強度は5倍である。向こう数十年内にセルロースナノファイバーが鋼材の代わりに使用されるようになるとみられるが、炭素ラジカルとの市場競争もあり、生産レベルもまだ商用化できない状態である。

電気自動車が主流になるにつれ、車体の軽量化が重視されている。バッテリーは電気自動車で最も高価かつ重要なパーツの1つだが、軽量化することで燃料消費を抑え、コストも下げることができる。この新材料の登場により、電気自動車生産業が大きく進展することは間違いない。

トヨタの車体デザインを担当するプロジェクトリーダーは、「軽量化は私たちの永遠の課題。新型の軽い材料を量産モデルに使用する前に、高い生産コストを解決しなければいけない」と述べた。

京都大学と自動車部品メーカーが開発するセルロースナノファイバー製のパーツを使用した試作車は2020年に完成する予定。

ダイキョーニシカワの広報担当者は、「すでにプラスチックを鋼材の代わりに使用しているが、セルロースナノファイバーを使用することで目標達成の可能性が高まることを望んでいる」と話した。

ほかの自動車メーカーも鋼材の代わりに軽い材料を使用している。BMWは電気自動車「i3」にカーボン・ファイバー強化樹脂を採用している。高強度の鋼やアルミニウムは、生産コストが安く再生できるため、軽材料として広く使用されている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年8月18日

 

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