『USAトゥデイ』は、トランプ氏は選挙期間中にDACAの撤廃を宣言していたが、ホワイトハウスに入っても行動せず、多くの共和党員と支持者が我慢できずにいたと伝えた。10州の共和党代表がトランプ氏に「DACAを撤廃しなければ訴える」と通知した。その最終期限が9月5日である。「ポリティコ」は、トランプ氏がこの時期の発表を決めたのは「軍の士気を安定」させ、選挙時の公約を守るためで、その責任を国会に押しつけるためでもあると論じた。
ロイター通信は、DACAの撤廃の決定には賛否両論あり、支持者は撤廃すれば米国本土の雇用にプラスになると考えている。一方、下院議長のポール・ライアン氏ら共和党員は、保留すべきだと考えている。2016年の民主党大統領選挙に立候補したサントス氏は3日晩、「本当にDACAを撤廃するのであれば、その決定は米国の近代史上で大統領が出した最悪の決定になる」とツイート。DACA対象者の多くが将来に焦りを感じているという。支持の署名を集める移民の末裔もおり、法律と民権団体もトランプ氏に保留を呼びかけている。多くのビジネス界のリーダーが同プロジェクトを支持し、アップルのクックCEOは「250人の従業員が夢追い人である。私は彼らと一緒にいる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月5日