イギリスの小学校で中国製教材が採用 好評を得る

イギリスの小学校で中国製教材が採用 好評を得る。

タグ:中国の教学 自主学習

発信時間:2017-09-10 09:56:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 イギリスでは、「数学ができない」がますます日常的な言葉になっており、国家経済を揺るがしかねないとの懸念さえ生まれている。たとえばイギリス国家数学能力センターはかつて、「イギリスの成人のひどい数学レベルによって、イギリスは毎年200億ポンドを損失している」という統計分析を発表している。

 そんな中、上海の学生がPISAテストで何度も上位にランクインしていることから、イギリス教育省が上海の教材に目を留めることとなった。

 イギリス教育省は2016年7月、今後4年間で4100万ポンドを投じ、8000か所の小学校に対し、練習を徹底させることを旨とする数学教学モデルを展開すると発表した。その中には上海の数学教材の採用も含まれていた。

 

見習うべきは教材だけではない?

 イギリス学生の数学がダメな原因は教材だけではないとの声もイギリスでは少なくない。

 第一に、教師の指導力に大きな原因がある。イギリスの多くの小学校では、1人の教師が多数の教科を教えており、専門性が相対的に低い。授業の後も、授業の準備や反省をするための十分な時間を持たない。

 また、教室での教学モデルも学生の成績と大きな関係がある。イギリスの教室では長年、ディベートや自主学習を重視してきた。学生たちの創造力を高めると考えられてきたからだ。しかし近年になって教育の専門家も、このモデルで本当に学生が競争力のある数学を学べるのかを再検討するようになった。

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