BBCは2015年、「我々の子どもはしっかりしているのか」と題するドキュメンタリーを放送した。そこでは中国の教師5名が、イギリスの中学で4週間の試験教学を行っている。
放送を見たネットユーザーが書き込んだコメントは以下のようなものである。
「このドキュメンタリーを見ると、我々の教育システムに全く希望がないと思える」。
「中国に住んだことがある。中国の教育システムの下で3年間仕事をしたが、実際に中国人は数学や理科、さらに外国語まで我々を上回っていた」。
中国の数学クラスは教師による講義を主とし、学生には練習や復習を要求する。中国の教師は学生を指さし、答えと解釈を説明させる。このやり方は長年、自主性や創造性をなくすものだと考えられてきたが、このほうが学問を深く理解する学生が多く、しかもうまく運用することができる。
イギリス各界は今でも、中国の教学に対して従来型のイメージに凝り固まっている。たとえば中国の教育は単調な詰込みばかりだとか、個性的な思考に欠けるなどだ。しかしイギリス優良教育センターのチャールズ・トリップ氏は、中国の数学教学方法は正しいと言う。「中国の数学教育方法は詰込みではない。むしろ概念の深い理解を重視している。学生たちは掛け算九九を覚える必要があるが、これは数学の基礎をうまく学ぶ方法なのだ」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月10日