中国大都市のホワイトカラー、低い都市帰属感

中国大都市のホワイトカラー、低い都市帰属感。

タグ:中国,大都市,ホワイトカラー

発信時間:2017-09-16 09:45:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

都市帰属感に影響を与える要素――住居、所得、戸籍など

 報告によると、現在生活している都市にホワイトカラーが帰属感を持てない最大の要因は、住居がないためである。賃貸で暮らしていることを理由に挙げた人は52.8%。続いて生活コストの高さやプレッシャーの高さを理由に挙げる人が50.2%を占めた。

 それ以外では、「恋人がいないから」が33.6%、「両親が住んでいないから」が33.3%、「どうしてもこの都市の文化環境に慣れない」が19.2%、「戸籍がないから」が11.2%となった。子供の進学問題を挙げる人もいた。

 また仕事年数の長短、戸籍の有無、所得の高低なども都市帰属感に影響を与えることが伺われた。つまり仕事年数が長いほど帰属感指数が高くなるし、戸籍があるほうが都市帰属感は高くなる。所得が高いほど都市帰属感が高まることが分かった。

 

低い北上広深の帰属感 どうして「逃避」しないのか

 最近、若者の「北上広からの逃避」がしばしば話題になる。調査からみると、北上広深といった大都市の帰属感指数は高くない。そこに生きるホワイトカラーは、どうしてそこを離れないのだろうか。

 

都市帰属感を持つ人の理由「医療条件が良いから」

 報告によると、ホワイトカラーが現在住むと都市に帰属感を持つ最大の理由が「医療条件がいいから」で、57.6%がそう回答している。続いて「両親や親友がここに住むから」が48.5%。「生活が便利だから」が35.6%。「仕事の機会が多く、キャリアを伸ばしやすいから」が33.1%となった。

 

「今の生活に慣れたので帰らない」

 故郷に戻らない理由として最も多かったのが、「すでに今の生活に慣れているので、戻ってまた最初から始める気にならない」で47.1%だった。次が「現在の仕事を手放したくないし、故郷には自分に合った仕事がないから」が40.2%。そして「現在住む都市は生活が便利だから」が37.9%だった。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月16日

 

 

 

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