顔認証アプリが激増 安全性を懸念する声も

顔認証アプリが激増 安全性を懸念する声も。

タグ:顔認,認識,安全性

発信時間:2017-09-16 10:03:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

▽顔認証は安全か?

 

疑問1:顔情報を盗まれて現金を引き出されないか?

 

   銀行の預金者の中には顔認証による現金引き出しの安全性に疑問を感じ、「他人が写真で顔認証したらどうなるか、機械が間違えて認証するのことはないのか」といった声を上げる人もいる。アントフィナンシャルサービスの生物認証技術部門の責任者・陳継東さんは、「現在の支付宝(アリペイ)の顔認証の認識率は肉眼をはるかに超えるレベルで、独自の生体認証アルゴリズムにより、取得した顔情報が写真や動画などではないかを判断できる」と話す。

 

    銀行関係者も、「顔認証による現金引き出し技術には3D顔認識技術が応用されており、双子でもきちんと識別する。3段階のセキュリティ対策が設定されており、顔認証、携帯電話の番号による身元の確認、暗証番号の確認の3段階で、セキュリティはキャッシュカードによる引き出しより一層厳重だ」と話す。

 

疑問2:整形しても認識できるか?

 

    業界関係者は、「顔認証システムが整形した顔を認識できるかどうかは、具体的な状況による」と話す。機械は化粧した顔もしない顔も同じように認識するが、大がかりな整形を行った場合に機械が認識できないケースはあり得るという。また顔情報は年齢とともに変化するが、システムで顔の写真を更新しておけば問題はない。

 

疑問3:個人情報の漏洩を避けるには?

 

    顔情報が集められることで個人情報漏洩のリスクが増大する。業界関係者は、「解決方法としては集めた写真に感度を落とす処理を施し、写真の特徴だけを抜き出して、写真自体は保存しないというやり方がある。そのためには政府主導で業界全体の統一基準を設定する必要がある」との見方を示す。(編集KS)

 

「人民網日本語版」2017年9月16日

 

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