OLEDディスプレイがスマホ競争の焦点に 技術の難度高い

OLEDディスプレイがスマホ競争の焦点に 技術の難度高い。

タグ:有機EL サムスン

発信時間:2017-09-25 16:59:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る



 アップルは先日、iPhone10周年モデルとなるiPhone Xを発表した。同モデルは有機EL(OLED)のフルスクリーンを採用。iPhoneが液晶ディスプレイ(LCD)をやめ、サムスンのOLEDを採用したのはこれが初めてとなる。


 サムスンNote 8やアップルiPhone Xなどのフラッグシップモデルが次々とOLEDフルスクリーンを採用し、業界関係者はOLEDのスマホへの応用は新たな段階に入ると見ている。OLED(有機発光ダイオード)はLCDと比べて軽く薄く、コントラスト、屋外での見やすさ、可視角度などが高い。業界関係者は、OLEDの材料の優位性を利用し、曲面ディスプレイ、裸眼3Dディスプレイ、指紋認証などの「ブラックテクノロジー」が携帯電話で可能になると見ている。清華大学教授で液晶画面専門家の張百哲氏は取材に対し、「ユーザーがディスプレイに望むのは薄さ、軽さ、省電力、質であり、携帯電話はOLED技術の応用分野に適している」と話した。


 2007年、サムスンはOLEDディスプレイを量産化。2008年にサムスンはスマートフォンに初めてOLEDディスプレイを採用し、スマートフォン業界はOLEDの主な市場になった。調査機関のIHSマークイットの統計によると、2016年にスマートフォンが使用したOLEDディスプレイは3億8500万枚で、世界のOLED生産量の93.4%を占めた。今年第2四半期、OLEDはスマートフォンディスプレイ市場の44.4%を占め、2018年にはLCDを上回る見通し。IHSマークイットは、2017年のOLED販売規模は210億ドルに達し、15年の約2倍になると予想している。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月25日

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